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『液体ミルク』特集なのに“母乳育児がベース”と紹介し物議 「母親の苦労をわかっていない」と批判の声

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画像はイメージです

 18日放送の『あさイチ』(NHK総合)での液体ミルク特集でのある一幕が物議を醸している。

 この日の放送では、18年に法改正が行われ、今年春から大手各社が販売を始めた「液体ミルク」について取り上げられ、家庭や産婦人科などで使われ始めていることが紹介された。

 視聴者からのメッセージが寄せられるコーナーで最後に、2児の乳幼児を育てているという小児科医からの、「液体ミルクが登場し、人工乳が必要な保護者にとっては選択肢が増えるのはよいことだと思います」としながらも、「しかしながら、粉であろうと液体であろうと、本来は母乳代用品であり必要なお子さんのみが使用するものであるはずで、母乳育児がベースにあるものだと思います」というメッセージが取り上げられた。メッセージにはさらに、「母乳で育てているお母さんが、便利だからという理由で、本来は不必要なのにミルクを使うことで授乳回数が減ってしまい、母乳がその分だけ足りなくなってしまうと、乳管が詰まって乳腺炎を起こすことがあることも同時に知っておいてほしいと思います」とつづられていた。

 このメッセージについて視聴者からは、「母乳神話信者?プロなのに母親の苦労分かってない」「液体ミルク使う人にもそれぞれ理由があるのに…こんなメッセージ取り上げないでほしかった」「便利なものがあって、母親が楽することの何が悪いんだろう。他人に指図されることじゃない」といった批判が殺到。「こういう人が液体ミルク普及の足を引っ張ってる」という指摘が寄せられてしまっていた。

 「以前から液体ミルクの販売を求める声は多くあり、満を持して昨年の法改正で解禁され、今年春からようやく販売されるようになったという経緯のある液体ミルク。日常で使って母親の負担を軽減できるのはもちろん、災害時にも使いやすいとして少しずつ広がりを見せています。しかし、今回取り上げられたメッセージに『本来は母乳代用品』とつづられており、このことから“育児の負担軽減”という使い方を否定された液体ミルクユーザーが多数いたようです」(芸能ライター)

 特集そのものには、「こうして取り上げられることでもっと液体ミルクが広まってほしい」といった好意的な声が寄せられていたものの、最後のメッセージで炎上状態となってしまっていた。

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