古舘とダウンタウンは、これまでにも何度か共演歴があるが、この番組へは初出演となる。『報道ステーション』(テレビ朝日系)出演時代は、直接の裏番組となるため、出演が叶わなかったという。
だが、やはりベテランの古舘だけあって、番組の空気を見事に支配としたと言えるだろう。古舘は「頭の体操」のために、わざと長ったらしい人の名前を覚えるようにしており、イアン・ソープのライバルである「ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド」の名前をひたすら繰り返していたという。ダウンタウンの松本人志が、同じくゲスト出演していた滑舌の悪さで知られる長州力に振ると、やはりこなせず笑いを誘っていた。これには、ネット上では「松本と古舘の息ピッタリだな。別の番組共演みたい」「長州力やっぱり言えないか」といった声が聞かれた。
さらに、松本は「OAできるかわからんけど」と前置きし、古舘が自慰行為の実況をしていたと振ると、古舘も臆せず、「傾斜角45度になってまいりました」と話し始め、笑いを誘っていた。このネタは松本のお気に入りのようで、後に「エグいくらいすべった時に、あそこが半立になる」と話すと、小籔一豊がすかさず、「なんで傾斜角45度になる」とツッコみ、笑いを誘っていた。
この日の放送では、『スッキリ』(同)のMCを務めるハリセンボンの近藤春菜が「深刻なニュースのあと、楽しいニュースに切り替わる」振る舞いについて、古舘に投げ返すと、「究極の作り笑顔でごまかす」とアドバイスを向けるなど、古舘劇場であったと言えるだろう。
ダウンタウン、特に松本との息もピッタリであっただけに、今後は別の番組での共演にも期待といったところだ。ネット上の声としては、「やはりハシゴ酒で見たい」「大穴で『ガキ使』で見たい」といった内容が聞かれただけに、古舘の快進撃は当分続きそうだ。