ここは叩き台ですが、視界は良好です。牝馬クラシック2冠を制したアパパネは、休み明けのチューリップ賞こそショウリュウムーンの2着に敗れましたが、その後は桜花賞、オークスと2連勝を飾りました。
ずっとマイルで実績を残してきたため、オークスでは距離を不安視されましたが、それも見事に克服。同着でしたが、何とも凄い馬です。あの豪快な伸び脚は、まさに父キングカメハメハを彷彿させる走り。並んだら抜かさせない根性も一流で、着差は僅差ながらも接戦の勝負強さに素晴らしい魅力を感じます。
阪神は3戦2勝2着1回で、GI2勝。文句のつけようがない実績で、走り慣れたコースなら自分の走りができるはず。栗東へ早めに入厩した点にも好感が持て、追い切りでは及第点を与えられる動きでしっかり仕上がっています。馬体も成長し、20キロくらい体重も増えているようですから、更に力強さが加わった走りを見たいですね。
外回りコースで差し馬が有利なコース形態だし、少頭数のここはスムーズに運べる可能性は高く、恐らく自分から動いて行くアパパネは、能力どおりに走れれば上位入線の可能性は極めて高いと思います。
目標にはされますが自ら勝ちに行く競馬にこだわることで、展開には左右されにくくなりますから、鞍上も馬の力を信じて一直線にゴール板へ突き進むでしょう。
春の勢力図は変わっていません。世代ナンバー1の実力を見せつけます。
(5)アパパネ
(1)タガノエリザベート
(4)トゥニーポート
(3)オウケンサクラ
(12)エーシンリターンズ
(7)アグネスワルツ
(9)ワイルドラズベリー
(6)アニメイトバイオ
(8)レディアルバローザ
馬単 (5)(1) (5)(4) (5)(3)
3連単 (5)1・2着固定→(1)(4)(3)(12)(7)(9)(6)(8)
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。