10年前の同ドラマは社内の役に立たない“ゴミ社員”たちが集められた「庶務二課」を舞台に、江角演じる豪快キャラ・坪井千夏を筆頭に、個性的なメンバーたちが繰り広げる、時には会社をも揺るがす痛快なストーリー展開がウケ、平均視聴率は第1シリーズ(98年放送)が21.8%、第2シリーズ(2000年放送)が20.4%、第3シリーズが16.4%、そして03年元旦に放送されたスペシャルドラマは14.2%だったが、今回は江角以外は主要キャストを一新。
新キャストの中での中心人物は頭脳派OL役のベッキーと元棒高跳び選手だったOL役の本田翼だが、同誌によると、江角は本田よりもベッキーがお気に入りなのだという。
今月7日に行われた制作発表では本田が棒高跳びのシーンについて「撮影の日は死ぬほど練習しました」と自慢げに話したところ、江角は「その日だけ頑張っても意味ないでしょ」とダメ出し。そんな本田とは対照的に、ベッキーは同ドラマのほかに10本のレギュラー番組を抱えているにもかかわらず、他の番組の楽屋にも台本を持ち込んで読み込むなどしていた努力が実ってか、江角はベッキーを「台詞が入っていて、本当にすごい!」とベタ褒めだとか。ほかにも、劇中のスカート丈は各自で決めていいそうだが、本来ならば“お色気担当”であるはずの現役モデルの本田や、魔性系OLを演じる森カンナを差し置いてベッキーが一番スカート丈を短くしていたのも江角に気に入られた理由だというのだが…。
「ベッキーは空気が読めるので江角の機嫌を損ねないようにあれこれ気をつかうことができるが、まだまだ経験の浅い本田や森にはそれができない。江角の機嫌次第で現場の雰囲気が左右されるので現場のスタッフは戦々恐々。おまけに、初回は戸田恵子や京野ことみらファンに定着している第3シリーズまでのキャストが出演したのも高視聴率の要因。しかし、視聴率がダウンし始めればあれこれ“内紛”も勃発しそう」(テレビ関係者)
第3シリーズから今回までの10年の間にママになって丸くなったはずの江角だが、本田や森が江角に萎縮してしまわなければいいのだが…。