同ドラマは社内の役に立たない“ゴミ社員”たちが集められた「庶務二課」を舞台に江角演じる豪快キャラ・坪井千夏を筆頭に、個性的なメンバーたちが繰り広げる、時には会社をも揺るがす痛快なストーリー展開が受けて大ヒット。98年4月クールに放送された第1シリーズの平均視聴率は21.8%、00年4月に放送された第2シリーズの平均は20.4%、02年7月クールに放送された第3シリーズの平均は16.4%を記録したほか、スペシャル版も放送されいずれも高視聴率を記録した。
「同ドラマは江角の出世作にして唯一のヒットドラマとなった。勢いに乗り、第2シリーズでは布袋寅泰プロデュースの『ONE WAY DRIVE』がエンディングテーマに起用され歌手デビューしたが、ゆる〜いロック調の曲で歌唱力は微妙だった」(芸能記者)
とはいえ、過去のシリーズで江角の脇を固めたのは宝生舞、京野ことみ、櫻井淳子、戸田恵子、高橋ゆみこだったが、今回は江角以外はキャストを一新。ネット関連にやたら詳しい頭脳明晰なOL役をベッキー、棒高跳び選手としてスポーツ入社したもののパッとせず。デジカメで何でも記録を撮りたがるイマドキ風のOL役を本田翼、気配を消して人の背後から社内のうわさ話を入手する謎のOL役を安藤サクラ、小悪魔のムードを漂わせる恋多き女OL役を森カンナ、健康オタクで超おしゃべりなOL役を堀内敬子が演じる。
「ネット上では、『そのまま再放送流した方がいい、多分』、『面子見るとパロディーだなこれ』など早くも辛辣な意見が書き込まれているだけに、視聴率がとれるかは微妙。とはいえ、宝生は10年5月に芸能界引退を発表し、櫻井はテレビ朝日のプロデューサーと結婚しさすがにフジでの起用はまずかったのでは。2人を起用せず、それでも、代役を入れるわけにはいかず、結局、江角以外を総入れ替えすることになったようだ」(フジテレビ関係者)
もしコケた場合、“戦犯”扱いされるのは誰?