CLOSE
トップ > 社会 > 2015年上半期総まくり 企業イメージ ガタ落ち! リアル読者アンケート「嫌いなCM」ランキング(2)

2015年上半期総まくり 企業イメージ ガタ落ち! リアル読者アンケート「嫌いなCM」ランキング(2)

 佐藤製薬の『ユンケル黄帝液』のCMといえば、かつてはタモリ、現在はイチロー(マイアミ・マーリンズ)が“顔”である。イチローは'01年から5代目キャラクターを務めており、今やユンケル=イチローというイメージも定着しているが、嫌いなCMの3位にランクインしてしまった。
 2人以外にユンケル黄帝液のCMに起用された顔ぶれは、ガッツ石松、山城新伍、藤村俊二と、総じて個性の強いタレントばかり。イチローの場合、この面子にそぐわないのは一目瞭然だが、それでも培ってきた商品のカラーというものがあり、いかに国民的スーパースターといえども、それらしい三枚目の演技が要求される。
 「イチローはサービス精神旺盛だし、CMディレクターの注文通りに演じているんだと思うけど、正直、ダサい」(自営業・50歳)

 批判が集中しているCMは、イチローの珍しい右打席入りが見られる『2人のイチロー バッターボックス篇』だ。スーツ姿で打席に入ったイチローの元に、もう一人のイチローが登場して「疲れてません?」と問いかける。
 スーツ姿のイチローは「いいえ、全然」と答えるが、右打席に入っていることを指摘されると、いきなり「ぅうっそぉ〜ん!?」とすっとんきょうな声を上げるのだ。
 見方によっては、そのギャップが面白いということになるのだろうが、本誌アンケートを見る限り、そんな捉え方をしている読者は皆無。むしろイチローの評価を著しく下げている。
 「イチローの場合はそんな印象ではなかったのですが、やっぱり“昭和の野球人”なんだなぁと実感しました」(主婦・26歳)
 MLB殿堂入りよりも昭和名球会の方が、イチローも居心地がいいのかもしれない。

 続いて4位に選ばれたのは、会員制ショッピングサイト『グランムールセールス』の流行に安易に乗っかったCM。お笑いコンビ・クマムシの歌ネタを使用し、絶倫オーラで主婦層をメロメロにしている斎藤工が、「♪あったかいんだからぁ」のフレーズに合わせて、女性を後ろから抱きしめるという内容だ。
 「ネタそのものの笑いどころが分からないのに、バラエティー番組やCMでしょっちゅう耳にすると、もう“押し売り”みたいで辟易します」(主婦・36歳)
 この猛暑のせいか、クマムシ自体をあまり見かけなくなった気がするが、もしかして涼しくなると、またどこからか現れて、再び活発に活動するのだろうか?

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ