昨年1・4東京ドーム大会でIWGP3代目ベルトを懸けてアングルと激闘を展開し、棚橋とも過去2度のチャンピオンシップでしのぎを削っている永田は、今回の大一番を「勢いなら現時点で棚橋の方に分がある」と見ている。
勢いだけではない。棚橋にはアングル攻略の打開策もあるという。「棚橋のスリングブレイドはかなり有効。あの技はアングルの弱点である首に致命的なダメージを与えられるし、そもそもカートは意外に“初もの”に弱いところがある」
アングルは、昨年2月の両国大会でIWGP王座統一戦に臨んだ中邑真輔との初対決に敗れている。今回も初対決であることが、棚橋にとって有利に働くと見ている。
だが、必勝ムードの棚橋にも落とし穴はある。IWGP最多防衛記録を持つ永田は「長期戦ならカート。スタミナがあるし、棚橋に慣れれば、試合の流れは彼が握る」と警鐘を鳴らした。
新日マットを背負って立つ棚橋か、米TNA屈指の看板戦士アングルか。果たして日米エース対決の結果は。