県警によると、巡査は昨年11月20日深夜、同県戸田市内を巡回中、公園で10代の少女2人に職務質問した際、そのうちの1人の少女に抱きついたり、別れ際にマスクの上からキスをした疑いがある。
さらに、巡査は少女らから携帯電話の番号を聞き出し、夜勤明けの夕方、JR浦和駅近くで少女2人と会っていた。
今年1月下旬、少女2人が自転車の無灯火で、別の警察官に職務質問された際、巡査から受けた被害を申告して発覚した。
調べに対し、巡査は「話しているうちにかわいくて話も合い、仲良くなった。これくらいはいいと思った」と、とんでもない供述をしているという。
また、巡査はそれだけではなく、11年1月から14年2月にかけて、交番と蕨署のパソコンを使用して、業務とは関係ない12人29件分の個人情報を、不正にデータ照会していたことも明らかになった。
警察官として、あまりにも軽はずみな行為に、県警察本部の布川賢二首席監察官は「職員が事件を起こしたことは極めて遺憾。若手警察官による事案であり、指導を徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしている。
(蔵元英二)