番組中、杉村は「内田監督と井上コーチが指導者として言語道断なのは間違いないと思います」と認めつつも、「こういう行為をしたら間違いなく怪我をする、それをわかっていて突っ込んで怪我をしたと。これはやっぱり、この選手の刑事責任は免れないんじゃないのかっていうのが私の考え」とタックルした選手にも十分責任はあると主張。
続けて、「今、日本列島、この選手の同情論で沸き立ってますけど、ちょっと違うんじゃないか」と公平な視点でこの問題が捉えられていないと話し、爆笑問題・太田光も「マスコミ側も彼に同情的にグッと寄りすぎてる」と共感を示した。
ネット上では、「杉村太蔵の言うことは正しい」「珍しくまともなことを言ったな」「杉村太蔵の意見に同意。加害者選手の同情論に寄り過ぎ」と肯定的な意見が多く寄せられた。タックルした選手を極端に擁護し日大関係者を攻めるような、偏りすぎた連日の報道に違和感を覚えていた人は多いのだろう。
ちなみに、第一東京弁護士会スポーツ法研究部会長の合田雄治郎弁護士は、「指示内容が『けがをさせる意味だと認識していた』と会見で話しており、傷害の故意があったと認められる。ルールに反する悪質なプレーで違法性は阻却されず、起訴されれば有罪となる可能性が高い」と指摘。タックルした選手が刑事責任を問われる可能性を示唆した。
ただ、示談の成立や被害届の取り下げがあれば起訴されないこともあるため、タックルした選手が起訴される可能性はあまり高くない。
様々な意見が飛び交う危険タックル問題。まだまだ、収束に向かう気配は一向に見えない。