その記事では、「巨人族がかつて存在したことを認める」等の衝撃的な内容が書かれていたが、こちらはロシア発のジョーク記事を翻訳して紹介してしまったものと後に判明した。
だが、このジョーク記事が生まれる元となったものが実際に存在する。それが、こちらの写真に映っているものだ。スーツを着た二人の男性と、その間に箱に入ったミイラが存在している。だが、このミイラは二人の男性の倍ほどもある大きさなのだ。
このミイラは1894年にアメリカのヨセミテ渓谷で発見されたものであり、2.5〜2.7メートルはあったという。しかし、当時から人形や動物の死体をつなぎあわせて造られた偽物ではないかとする説が出てきていた。ただ、偽物の疑いが限りなく高いものの興味を引くものではあったようで、調査している様子は何枚も写真に収められている。
このミイラは長らく保管されていたものの、1998年にはある人物の元に買収され、個人蔵となったとされている。
文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所