睡眠薬の大量服用による急性中毒とされているが、早すぎる死や日記に使っていた手帳が紛失していたり、ジョン・F・ケネディ大統領とのスキャンダルもあって謀殺されたのではないかとも噂された。
そんなマリリン・モンローはアメリカ政府のUFO関係の秘密に触れたため、CIAに口封じのために殺害されたとする衝撃的な説が出てきた。
マイケル・マッツォーラ監督が陰謀論者であるスティーブン・グリーア氏と組んで撮影したドキュメンタリー映画「Unacknowledged」は、アメリカ政府が長らくエイリアンが地球に来訪している事を隠蔽している、と主張している。そしてマリリン・モンローはケネディ大統領と共にUFOの秘密に触れてしまったため暗殺されたというのだ。
グリーア博士によれば、マリリン・モンローの通話記録には改竄の痕跡があったとされているが、それはケネディ大統領との会話が盗聴され、内容が明らかになってはならないと消された痕だという。
ケネディ大統領はある空軍基地内で1947年に起きた円盤墜落事件であるロズウェル事件で回収されたエイリアンの死体やUFOといった証拠を目の当たりにし、あまりに驚いた彼は記者会見で明らかにすることを決定。この事をマリリン・モンローにも語っていたために殺されたのではないかとされている。
グリーア博士は、アメリカ政府は自由にエネルギーを供給できるエイリアンの技術を得ているため、化石燃料産業に対して強く出たりすることが出来るのだとしている。また、アメリカ政府はUFOを召喚することもできると主張し、かつてフランスの防衛省と協力して召喚実験を行ったとも主張する。
果たして、この仮説は正しいのだろうか? 通話記録や消えた手帳などの物証が出てきていないため検証することはできないが、だからこそこのような陰謀論も出てきてしまったのかもしれない。
文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所