シンガーソングライター・岡本真夜が97年1月に発売した4枚目のシングル「そのままの君でいて」が思わぬ形で注目を浴びてしまった。
「中国の著名な作曲家の繆森が制作し、上海万博のPR曲として3月30日に公開された『2010君を待っている』が、岡本の楽曲と似ているとされ、“盗作疑惑”が浮上し大騒動に。事態を重く見た万博の実行委員会は18日までにPRソングの使用を暫定的に停止。岡本サイドに楽曲の使用申請し、岡本側が受諾した」(同)
これを受け、「レコチョク」では「着うたフル」のデーリーランキングが100位圏外から20位(19日付)へと急上昇。音楽配信「iTunes」では、19日付の週間ランキングでは100位内に入っていなかった同曲が20日だけで、12位から7位にまで浮上するなど、早くも“万博効果”をもたらしているが、ここに来て、思わぬことが明らかになってしまったという。
「5月10日にデビュー15周年記念ベストアルバム『My Favorites』を発売。収録曲は岡本のお気に入りの曲ばかりとされ、デビュー曲『TOMORROW』やシングル『Alone』など全16曲が収録されているが、タイミングが悪いことに『そのままの君でいて』が収録されていなかった。おそらく、このまま予定通り発売されるはずだが、ファンからの『収録してほしい』というリクエストが多ければ、同曲を収録した別バージョンのものを発売する可能性もある」(音楽ライター)
プロモーション効果を考えるならば、発売を遅らせてでも話題の曲を収録した方が良さそうだ。