−−昨年の新潟記念を勝って以来、1年間のブランクがありますが、休養理由とここまでの調整過程を教えてください。
和田師「休養理由は右前繋靭帯炎。今月4日に帰厩してから、ここまですこぶる順調にきた。脚元はいつ再発するか予断を許さないが、今のところ異常はない」
−−追い切りの感想と、仕上がり状態を聞かせてください。
和田師「先週の時点で体はできていたので、今朝(22日)は息を整える程度でよかった。終い重点にやったが、久々でも力は出せる状態にある」
−−課題は?
和田師「(1年間のブランクがあるから)ハンデは去年より1kg軽くしてほしいと思っていたら、逆に1kg重くさせられた(笑)。課題はレース勘だけ。相手うんぬんより、勘さえ戻っていれば好勝負になる」
−−同じ日、札幌のキーンランドCに出走するワイルドシャウトも下馬評は高いですが。
和田師「前走の函館スプリントSは1年以上のブランクがあったし、半信半疑の状態で出走させた。しかも、函館は重い特有の馬場。むしろ、あれで4着なら自信を深めることができた。素軽い走りをするこの馬には、札幌の馬場も合うはず。(宿敵の)シーイズトウショウが出てこないここはチャンス十分でしょう」
−−不安材料はないのですね。
和田師「しいてあげれば札幌までの長距離輸送。でも、精神的に図太い馬だから、それも取り越し苦労に終わるでしょう」
−−最後に意気込みをお願いします。
和田師「2頭の比較では、条件的にワイルドシャウトの方が可能性は高い。鞍上(岩田騎手)も強力だし、磐石だね(笑)」