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美浦黄門 和田師が同日2重賞制覇に意欲満々

 今週は新潟競馬場でサマー2000シリーズの第4弾「第43回新潟記念」(GIII 芝2000m 26日)。また、札幌競馬場ではサマースプリントシリーズの第4弾「第2回キーンランドC」(JpnIII 芝1200m 26日)が行われる。美浦黄門こと、本紙・橋本千春記者が注目したのはトップガンジョー(新潟)とワイルドシャウト(札幌)の2頭を送り出す和田厩舎。和田調教師は「当日は札幌に行きます」と即答したが、これは勝利のVサインなのか? 橋本記者が直撃インタビューした。

 −−昨年の新潟記念を勝って以来、1年間のブランクがありますが、休養理由とここまでの調整過程を教えてください。
 和田師「休養理由は右前繋靭帯炎。今月4日に帰厩してから、ここまですこぶる順調にきた。脚元はいつ再発するか予断を許さないが、今のところ異常はない」

 −−追い切りの感想と、仕上がり状態を聞かせてください。
 和田師「先週の時点で体はできていたので、今朝(22日)は息を整える程度でよかった。終い重点にやったが、久々でも力は出せる状態にある」

 −−課題は?
 和田師「(1年間のブランクがあるから)ハンデは去年より1kg軽くしてほしいと思っていたら、逆に1kg重くさせられた(笑)。課題はレース勘だけ。相手うんぬんより、勘さえ戻っていれば好勝負になる」

 −−同じ日、札幌のキーンランドCに出走するワイルドシャウトも下馬評は高いですが。
 和田師「前走の函館スプリントSは1年以上のブランクがあったし、半信半疑の状態で出走させた。しかも、函館は重い特有の馬場。むしろ、あれで4着なら自信を深めることができた。素軽い走りをするこの馬には、札幌の馬場も合うはず。(宿敵の)シーイズトウショウが出てこないここはチャンス十分でしょう」

 −−不安材料はないのですね。
 和田師「しいてあげれば札幌までの長距離輸送。でも、精神的に図太い馬だから、それも取り越し苦労に終わるでしょう」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 和田師「2頭の比較では、条件的にワイルドシャウトの方が可能性は高い。鞍上(岩田騎手)も強力だし、磐石だね(笑)」

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