二人が“朝の顔”となってもうすぐ1か月。番組の冒頭では最近、朝ドラについて触れることが定番化している。
この日もいつもと同じように朝ドラの感想を語っていた二人だが、話が終わりに向かおうとしたとき、大吉が「あそこで飼われていたのフランソワでしたっけ?」と佐藤健演じる律が飼っている亀について言及。そして、「あれが何十年か後、外来魚とか外来生物としてね、池の水を抜かれることになるとはね」と続けて語ったのだ。
これはテレビ東京系で放送されている『緊急SOS池の水ぜんぶ抜く大作戦』を意識しての発言だ。実際、22日に同番組が放送されたばかりで、画面からは微妙なスタジオの雰囲気が伝わってきた。
しかし、世間は大吉の“毒”を大歓迎している様子。ネット上には「大吉先生のぶっこみ!」「オープニングトークに大爆笑した」との声が挙がり、大盛り上がりだった。
「井ノ原快彦さんと有働由美子アナウンサーの好感度が高すぎて、後任を務めた当初こそ『しっくりこない』との批判も多かった。しかし、“ほんわか”と番組を進める井ノ原さんたちに対し、博多華丸大吉さんは“ほどよい毒”を吐ける。NHKもある程度の発言は許しているようですからね。彼らの色がすでに出せていて、それが視聴者の心をとらえ始めているようです」(芸能関係者)
また、近江友里恵アナウンサーとの掛け合いもぴったりとハマり、近江アナが「ペーパードライバーで車の運転が下手だった」と明かせば、大吉が「でしょうね」と突き放すなど、これまでになかったテンポのいいトークが繰り広げられる。
「近江アナはまだ進行に慣れておらず、人の話を聴く体制ができていないときがあるんですが、博多華丸大吉さんはさりげなくフォローしつつ近江アナを責めることもない。スタッフからも『いい起用だった』という声が改めて聞こえているようです」(前出・関係者)
視聴率はまだまだ井ノ原&有働時代に追いついてはいないが、今後の期待値は高そうだ。