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つるの剛士「人は許していかないといけない」急にキャラ変?

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つるの剛士、大和田伸也、井上芳雄、六平直政

 日本初の本格的なドラマ仕立ての聖書のスマートフォンアプリ「聴くドラマ聖書」発表会が11月18日に都内で行われ、俳優の大和田伸也、井上芳雄、つるの剛士、六平直政が登壇した。

 150人の豪華キャストが参加した聖書アプリには、旧約聖書と新約聖書を収録。神を演じた大和田は「王様を演じたことはあるけど、神様は初めて。煩悩多き人間が演じてよいのか悩んだが、自分の中にある清らかなものを思い出して表現した」と振り返った。演じていく中で「神様自身も間違いを犯しそうになったり、悩みながらやっているんだ」と気付いたという。役柄上、1年弱という長丁場で山のような台本を読むことになったが、後の章でモーゼが出てくると「『ここは読まなくていいんだ』とほっとした」と笑顔を見せた。

 イエス役の井上も「想像を超える経験。これほど真剣に聖書を読んだことはなくて、『こんなことが書いてあったのか』と自分自身にとって実りのある時間だった」と述懐。聖書の語り手であるマタイを演じたつるのは、「マタイがどんな性格か分からなくて悩んだが、2日目の収録でキャラクターがつかめて初日の分を再録させてもらった。1日の初めと終わりで『キャラ変』していないかスタッフに確認した」と収録時のエピソードを披露。収録を通じて心に残ったことを聞かれると「人は許していかないといけないということ。神はいろんなことを許している」と神妙な顔で話した。

 秋田で36代続いた寺の出身である六平は、「最初『大丈夫かな?』と思ったけど、聖書は物語だと分かった」と納得の表情。印象に残ったところを聞かれ「ヤコブは家族を大事にする人。『絆』が盛んに言われているが、聖書には神と人間や人間同士の絆が描かれている。古いようで一番新しい書物」と評した。

 どんな人に聴いてほしいかという質問には、「小中学校の道徳の時間に使ってみては?ダメな生徒に自由に聴かせたら悪いことをしなくなるんじゃないか」(六平)と期待を寄せた。最後に大和田が聖書の一節「光あれ」を再現して締めくくった。この他にアプリを制作した一般財団法人日本G&M文化財団の文俸柱代表理事があいさつした。

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