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噂の騎士(ナイト)第33回『保健室の先生はとってもエッチ』

 沙織は茨城県にある某工業高校の保健室の先生、だった。つい3年前までは。

 正確な呼び名は、養護教諭という。ま、そんなことはどうでもよい。工業高校といえば、9割方男子。しかもその年齢のタマキンは一番生産能力が高く、しかも汁はすこぶる飛距離がある。

 沙織はまるで生肉を身体に巻きつけながらサファリパークでお散歩してるような、そんな環境で仕事していた。毎日、仮病を装って保健室にやってくる野獣のような生徒からの好奇な視線に晒され、いつ犯されてもおかしくない職場だった。

 しかし、沙織は年下の早漏チンポには全く興味が無かった。10代の頃からいつも人生の折り返し過ぎたようなオヤジにフェロモンを感じていた。

 40代後半の社会科教師は、沙織のモヤモヤを昇華してくれるねちっこいセックスが上手だった。毎週土曜日の午後はちょっと遠出して、土浦のラブホテルでハメ狂っていた。

 しかし2人の隠微な関係は学校や父兄会に直ぐに知られることになった。教師は妻と離婚して、学校を辞め、沙織と一緒になりたがった。しかし沙織の気持ちも一気に失せたと同時に、この男と別れて自らも保健室の先生を退職した。

 心機一転、沙織は上京して錦糸町のキャバ嬢になった。周りの女の子たちからは少し歳が離れていたが、場所柄全然気にならなかった。沙織はここで保健室の先生とキャバ嬢が似たような職業だ、ということに気付いた。

 お客たちはまるで、何かしら理由をつけて保健室に来る生徒と同じだった。彼らの仕事の愚痴や他愛も無いことに相槌を打ち、話し相手になると満足して帰っていく。しかしながら報酬は学校時代から比べて2倍以上も貰えることが驚嘆だった。

 キャバクラ生活も半年余り過ぎたある日、あの社会科教師が沙織を探し当て店にやって来た。男はひたすら沙織に結婚を懇願したが、彼女にとって既にただの思い出、いまさら特別な感情は沸かなかった。

 後日、男が自殺未遂した話も聞いたが、何も感じなかった。沙織は現在プロのキャバ嬢、保健室の先生時代から鍛え上げたホスピタリティーがこの店NO.1の実力を築いたようだ。

*写真は本文とは関係ありません

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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