国際線においては、手荷物では液体物の持ち込みに制限が課されている。化粧水のような完全な液体以外にも、漬物や味噌、ヨーグルト、ゼリー、歯磨き粉なども場合によっては対象となる。この並びに汗ふきシートが加わってもおかしくはない。
麻薬やポルノ雑誌など、あからさまなものは別としても、世界各国では意外なものが禁制品となっている場合がある。
南米のブラジルでは、自国の言語であるブラジル・ポルトガル語以外の言葉で書かれた小学校の教科書は持ち込み禁止となっている。理由は、自国語による識字率向上を目指すためとされる。
同じく南米のペルーでは、ビタミン剤の持ち込みが禁止されている。理由は定かではないが、ペルーでは同国の名産品であるマカの種の持ち出しが禁止されている。マカもビタミン剤同様にサプリメントの原料として使われるため、なにか関係がありそうだ。
ヨーロッパのスイスでは、スイス国外で発行された宝くじの持ち込みは禁止されている。宝くじの持ち込みはまず考えられないシチュエーションであろうが、当たりくじでも没収されてしまうので注意が必要だ。
思わぬ没収にあわないように、海外旅行前には持ち込み禁止品のチェックも必要といえるだろう。