第6話では、投資した資金の回収という依頼のために甲斐(織田裕二)と蟹江(小手伸也)が手を組むという展開に。蟹江が足を引っ張る場面も多々あったものの、甲斐は文句を言いつつ繊細にフォロー。見事資金回収に成功するというストーリーが描かれていた。
しかし放送後、視聴者からは「テンポはいいけど」「本家を知ってるとチープに感じる」「アメリカ版のパロディかと思うくらい、過剰な表現がコメディに感じる」といった声が噴出。特に終盤、蟹江が違法な手段を使って相手方の預金口座を調べるという大胆な手段が出てきたことから、「自分が違法なことやってまで相手を追及するの…?」「弁護士が違法な手段使うって本末転倒」というツッコミも聞かれていた。
「『SUITS/スーツ』はこれまでも相手の弱みを握って訴えを起こさせないようにしたり、裏取引をしたりなどシーンが多々見られ、『正義も何もない』『現実の弁護士の裏側もこんなのだと思ったらぞっとする』といった声が見られていました。とはいえ、『SUITS/スーツ』の本家、アメリカでは司法取引が行われており、裏取引が描かれていてもなんの違和感もありません。しかし、その世界観を日本にそのまま持ってきてしまったことで違和感を覚える視聴者を生んでしまったのでしょう」(ドラマライター)
以前から「アメリカンな感じがちょっとわざとらしい」といった苦言も少なからずあった『SUITS/スーツ』。また、第6話では居合をしていた蟹江の着物の袷が「左前」になっていたという指摘も相次いでおり、「日本版にリメイクしてるんだから、日本の文化くらいリスペクトすればいいのに」という声も見受けられた。
とはいえ、そのテンポのよさを評価する声も決して少なくない。果たして次回は二ケタ視聴率に返り咲くことはできるだろうか――。