ということで、今回はキャバクラ嬢の転職に関するお話です。
転職というと大げさな表現になってしまいますが、つまりはお店を変えたり、サービス形態を変えたり、業界を変えてみたりということです。
ホステスの中には、短期間でコロコロとお店を変えてしまう子がいます。人間関係や売り上げも関係しているのだとは思いますが、多くは“トラブルがあるとすぐに退店する”のです。
例えば、入社当時は皆さんも様々な事で上司や先輩から怒られるという経験をされたかと思います。それでも、皆さんは退社をすることなく勤められたかと思いますが、入退店を繰り返すホステスは違います。
少しでも嫌だと感じるとすぐに辞めてしまうので、耐えるという感覚がどんどん無くなっていきます。結果、条件の良いお店はどんどん選べなくなっていき自分を追い込む結果になってしまいます。
そうなってしまったホステスが次に向かう先の一つとして、風俗が挙げられます。キャバクラ嬢から、風俗嬢へ転身してしまうのです。
それまでホステスの仕事をしてきた者にとっては、最初は風俗の仕事はとても魅力的に映ります。
・営業のメールをしなくてもいい
・ノルマがない
・たくさん話さなくてもいい
・他の女の子と会わない
これらが魅力的に映ってしまう主な理由です。
風俗嬢の多くが個人事業主として扱われるため、お店側は出勤状況や売り上げについて指摘をすることがあまりありません。言われたとしても、ホステスの様に罰金が生じるわけでもありません。
また、面倒だと感じていた営業メールも、必死になって送る必要もありません。煩わしいホステス同士の付き合いもなくなって、ホステスの数倍のお給料が簡単に手に入るように感じてしまいます。
しかしここにも落とし穴があります。
新人の風俗嬢は、お店側が熱心にPRをしてくれます。なので、指名もどんどん入り毎日大金を持って帰る事ができるのですが、しばらくすると新人として扱われなくなり、自分の力だけが頼りです。
インターネットで事前に下調べして来店するお客様もおり、風俗嬢は毎日ブログを書かされることになります。
結局、ホステス時代と同じ様な理由でお店を転々とする風俗嬢が後を絶ちません。
ライター:西田ひより(竹内レイから改名)
1986年生まれ 愛知県在住
元キャバクラ嬢の経験を生かした恋愛テクニックが得意
http://ameblo.jp/rei-takeuchi/