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バラエティ番組で出た“魂のひとこと”(21) 「芸能界で生きていけそうだなって入り口を開けてくれたのは、タモさん」(石橋貴明)

 とんねるずが芸能界に与えた影響力は絶大だ。80年代には、「○○みたいな?」や「○○的な」といった若者フレーズを流行させた。業界用語をふんだんに使い、楽屋ノリをコントにした。裏方である番組スタッフと音楽ユニット「野猿」を結成すると、まさかのスマッシュヒット。合コンを「ねるとん」と呼ぶムーブメントを起こしたのも、自身の冠番組『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系列)がきっかけだ。

 では、そんなとんねるずは、どんなきっかけで芸能界に入ってきたのか。17日にオンエアされた『プレタモリ』(フジ系)で、明らかになった。

 18歳だった石橋貴明と木梨憲武は、「貴明&憲武」というコンビ名だった1980年に、芸人オーディション番組『お笑いスター誕生』(日本テレビ系列)で、グランプリを獲得。桂米丸、鳳啓助、京唄子が批判するなか、タモリと赤塚不二夫がふたりを褒めた。「おもしろいよ」と。

 「芸能界で生きていけそうだなって入り口を開けてくれたのは、タモさん」というのは、石橋。“コンドルとイボイノシシの闘い”“4か国語麻雀”“材木を切る音”“下から入ってくるイグアナ”“スワヒリ語のソバヤソバーヤ”など、タモリが70年代に演じていたマニアックものまねを、今でも鮮烈に覚えている石橋と木梨。

 “恩人”タモリはあすの21〜22日、『笑っていいとも!』(フジ系)の強力布陣を率いて『27時間テレビ』(同)に挑む。とんねるずはもちろん、明石家さんま、くりぃむしちゅー、ネプチューン、SMAP、ダウンタウンといった豪華なメンバーも出演して、冠番組でタモリと絡む。年に一度のバカ騒ぎ。タモリを前にすると、1ファンに戻ってしまう石橋の、はしゃぎっぷりに注目だ。(伊藤由華)

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