みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
先週の天皇賞は悔しい思いをしました。◎で狙っていたカンパニーが無念の3着。逃げたコスモバルクに直線でジャマをされたのです。福永騎手が追い出しをかけようとしたところ、外にコスモバルクが寄れて、それではと内を突こうとしたら、またバルクが急に前に入ってきた。思わず手綱を引く福永騎手。「これがなければ2着はあった。いつもバルクにはジャマをされる」と怒り心頭。昨秋の天皇賞もコスモバルクはフラフラ走で他馬に迷惑。ジャパンCもそう。東京のバルクはもうレッドカードものです。
さて「アイルランドT」ですが、最大のポイントは、強力な逃げ馬が不在ということです。おそらくガブリンが押し出されるように主導権を取りそうですが、まず流れは間違いなくスロー。追い込み一手のトウカイオスカーが届くかどうか微妙です。で、自在の脚があるショウナンタキオンには願ってもない展開になりそうですが、そのタキオン以上に狙ってみたい馬がいます。
ダンスフォーウィンです。前走の鷹巣山特別に注目。芝1400mで前半の半マイルが46秒6。明らかに先行馬には有利な流れ。中団から4角で好位に進出。やや外を回ったものの、ゴール寸前で差し切り勝ち。時計が1分20秒6。ラスト3Fが33秒4の破壊力。当時、5カ月半ぶりの実戦だったことを考えると、出色の内容です。ちなみに、2週後に行われた準オープンの白秋Sで優勝したのがブルーメンブラット。時計が1分20秒8で、ラスト3Fが34秒3。この比較からいってもダンスフォーウィンの優秀さが分かるはずです。
加えて、東京コースは全4勝中3勝の稼ぎどころ。さらに芝のマイル戦で<1211>と、実に安定しているのです。今年1月の東京・テレビ山梨杯では、スローとみるや先手を取り、ラスト33秒5で独走。自在性も兼備しているところを実証しています。勢いに乗り、連勝のチャンスだとみています。