今回の動画には、しばゆー、虫眼鏡、てつや、ゆめまるの4人が登場。スマホで簡単に測定できる「seem」という精子濃度・運動率測定キットを使用し、自分の精子を測定するという企画を決行した。薬局で購入できるというseemは、付属のレンズに、採取した精子をのせ、スマホの動画で撮影してseemのアプリに送ると約1分後に結果が分かるという。
seemのパンフレットによると、WHO(世界保健機関)の調査で、不妊の原因の約半分が男性にあることが判明しているものの、不妊治療の現場では女性が主導で、男性の妊活への参加が遅れているという。現在25〜27歳の4人は、周囲に結婚、出産した人が増えてきたということもあり、今回の動画投稿に踏み切ったようだ。この動画では、実際の精子の様子が画面に映るものの、「決して下ネタではありません」とテロップを出した上で、自分の精子の数値を測定した結果を公開している。
seemによると、体調や環境の変化によって数値は変動するというが、メンバーの虫眼鏡と、てつやの測定結果がseemに記載されている下限基準値の濃度15、運動率40を下回った。てつやは、濃度は86.7で基準値を超えていたものの、運動率が14.3で下限基準値に達しなかった。虫眼鏡は、濃度が7.4、運動率が33.3でどちらも基準値を下回る結果となった。seemによると、基準値を下回ると自然妊娠が難しくなると記載されている。虫眼鏡とてつやは「病院に行こう」と抱き合って慰め合い、基準値を上回ったしばゆーとゆめまるは、安堵の表情を浮かべながらも「この動画を見た男性もぜひ調べてみてください」と締めくくった。
この動画の投稿を受けて、ネットには「未だに不妊は女性側の問題とか言う人がいるからいい動画だと思った」「これを下ネタだととる人は性教育が足りてないと思う」「これを見てる学生さんたちには不妊は女性だけの原因じゃないと自然と刷り込まれてとても良い動画だと思う。これは東海にしかできないよ。素晴らしいと思った」などと、東海オンエアを称賛するコメントが寄せられている。
チャンネル登録者482万人を誇る人気ユーチューバーグループである東海オンエアは、お金をかけずに企画力で勝負するユーチューバーとして人気を集めている。2015年10月10日に公開した動画「口に牛乳を含んでヒカキンさんの動画見てみた」では、ヒカキンの動画を見ながら、牛乳を口に含んで笑いをこらえるという企画で人気を集め、12月13日現在、この動画だけで2022万回再生を記録している。
今回公開された動画も、公開から18時間で既に153万回再生を記録するなど、大ヒットを予感させた東海オンエア。今回の動画も若い世代に受け入れられ、再生回数を伸ばしていきそうだ。
記事内の引用について
東海オンエアの公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCutJqz56653xV2wwSvut_hQ