テレビ局がやっていることといえば、スポーツ紙の朗読。とてもメディアとは思えない姿勢だ。スポーツ紙が事務所発表をそのまま伝えていることで、“御用マスコミ”と揶揄されているが、テレビ局は、そのスポーツ紙をそのまま朗読するだけか、スポーツ紙の担当者を呼び出して、解説させるだけである。なので、自然と事務所発表のままの報道となってしまっている。その態度はまさに「寝たふり」だ。
今回の場合、報道機関に対して、「事務所からの圧力」があるのではと見る方も少なくないと思われるが、テレビ局がやっていることは「圧力」を受けているのではなく、完全に「自主規制」だ。
視聴者は、事務所側の「圧力」を疑う前に、「自主規制」で「寝たふり」をしているテレビ局の現状を認識しなければならないだろう。