戦極サイドが怒りの藤田に審判を言い渡した。
事の発端は2日の「戦極〜第九陣〜」さいたまスーパーアリーナ大会。藤田は1年2カ月ぶりのリングに臨み、“ヒョードルを倒した男”ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフと対戦。判定1-2で惜しくも敗れた後に「納得できない。明確にしてもらいたいね。いくら攻めていても、人の感情が入ってくるからしょうがない」「コレが戦極なんじゃない」などと不満をブチまけたこと。
判定結果を糾弾した藤田に大会終了後、戦極サイドの國保尊弘代表は「負けはしましたが、存分にファンを楽しませてくれた。もう一度リングに上がって藤田魂を見せてほしい」としていた。だが、一夜明けて事態は急変。改めて同件について國保代表が「本当に不服があるならコミッショナーに文書で申し立てれば良い」と見解を示したのだ。
それだけではない。藤田の「どうしようもねぇっちゃぁどうしようもない。人が決めることだから。コレが戦極なんじゃない」と話したことには「極端な話、嫌なら出なきゃ良い」と有無を言わさず一刀両断だ。不服判定から始まった両者の溝。このままでは藤田撤退となってもおかしくない。
なお、この日は新ライト級チャンピオンになった廣田瑞人と初代フェザー級王座を戴冠した金原正徳の2大王者がそろい踏み。会見では廣田が第一コンテンダーの光岡映二から挑戦表明され「対戦したことないのでやりたい」と呼応。金原も「チャンピオンらしく強くなって挑戦者をぶっ倒していきたい」と早くも防衛ロードを見据えていた。