黒柳はトレードマークのタマネギヘアーについて、「36歳以下の時はいろんな頭にしていたんですけど、徹子の部屋を始めた時に自分らしさ、これで行こうというのを決めなきゃだめだなって思って、こうするようにしたんです」と紹介。
「ニューヨークにいる時に振袖を着ていて、髪の毛をいちいち直すのが大変だったのでこういう風に上げていたら、これがいいあんばいで……」とタマネギヘアーの誕生秘話も振り返り、「司会者は後ろから映ることが多いので、ロングでバサッとしているより、髪は上げていた方がいいなって。どうせ上げるならってことで、これで定着しました。タマネギヘアーと呼ばれるようになったのは、久米宏さんがある日『たまねぎ頭』って言ったのがきっかけです」と嬉しそうに述べる。
芸能界でのキャリアは60年以上。「元気で前進していきたい。芸能界で60何年やってきましたけど、お金持ちになりたいとか有名になりたいとかは一切なかった。いつも自分らしくあろうって」と長くやって来れた理由も分析する。また、「失敗しても反省はしない」とこだわりを紹介。「『反省は母親の胎内に忘れて来た』って言われることもあったんです。反省はしないけど前を向いて進んでいこうって」と話す。
キャリアを重ね、一日の過ごし方について語る中、「一番ゆったりできる時は、夕方うちに帰った後の、髪をほどいてブラシをする時間」と安息の時間がブラッシングの時間であることも明かす。「髪をブラッシングしながら地肌も触ったりすると気分が落ち着いて嬉しいなと思ったりします。女性に生まれて良かったなって」と黒柳。
「鏡なんかあまり見ないですけど、たまに見ると綺麗な髪の毛だなって。ブラシをしている時間は本当に気分がゆったり。一日せかせかと仕事をした後も、そういう風にしているとゆったりできる。それがわたしの一番好きな時間」と話した。
今回のCMに絡め、「徹子のヘア」と題したツイッターも開設。SNSで人気を誇るりゅうちぇるは、そんな黒柳に「僕がよくバズるのは自撮り。セルフィーはおすすめです。めちゃくちゃおきれいなので、ぜひやってもらえたらすごく可愛いと思います」とアドバイスを贈っていた。
(取材・文:名鹿祥史)