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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(1/20) アメリカJCC

◆中山11R アメリカJCC

◎トランスワープ
○ルルーシュ
▲マルカボルト
△ダノンバラード
△アドマイヤラクティ

 有馬記念7着のナカヤマナイトが回避したことでルルーシュが連勝馬券の軸とみているが、単勝馬券の魅力は明けて8歳となった遅咲き・トランスワープの方。昨夏、函館記念→新潟記念を連勝してサマー2000シリーズの王者となった同馬だが、本質的には暑い時季より冬場の方がいいタイプ。先週、今週の追い切りを見ても馬は非常に元気。5歳時から1年半ほどの長期休養があり、8歳を迎えた今年も気力に衰えはない。GIII連勝の余勢を駆って挑戦した天皇賞・秋(17着)の敗因は、力んで右にモタれながら走っていたことなどから夏場に使い込んだせいで目に見えない疲れが残っていたのではないかと厩舎サイドはみている。充電放牧を挟んで仕切り直しの一戦となる今回は、改めて買いだ。

 先行馬に不利な流れだった有馬記念でそこそこ頑張ったルルーシュが相手本線。今週の追い切りでは水分を含んだウッドチップコースでややモタついた動きだったが、馬場が影響したものでコンディション自体は良好。有馬の疲れもなく順調と見てよい。

 単穴には休み明け5戦目となるマルカボルトを推奨。適度に間隔をあけて使っており、疲れよりもむしろ体調面は上昇気配。中山で2勝しておりコースの相性はもちろんだが、それ以上に心身両面のパワーアップが魅力。以前はハナに行かないと脆かった馬が、最近はモマれてもひるむようなところがない。確実に力をつけている。

 おさえに金鯱賞組の2頭を。同レース8着からの巻き返しを図るダノンバラードは、右回りに替わる点がプラス材料。同0.2秒差3着だったアドマイヤラクティは、引き続き好調子キープ。デビュー当初から将来性を評価されていた素質馬であり、2戦2勝の実績がある中山コースならこのメンバーでも互角。

【馬連】流し(5)軸(3)(4)(9)(10)
【3連単】フォーメーション(5)(9)→(4)(5)(9)(10)→(3)(4)(5)(9)(10)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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