今年一番の注目だった衆議院選挙は民主党が308議席の大勝。自民党は119議席の大惨敗。まさに革命的な結果となりました。比例区の近畿ブロックでは、民主党が全員当選、それでも3人分の欠員が生じる事態。棚からボタモチ式に、自民党の2人がその恩恵を受けたのですが、仮に民主党近畿の一番下の38番目にでも私の名前があれば、今ごろは衆議院議員。それはともかく国民の「チェンジ」という渦のような風を生まれて初めて経験することができました。
さて、日曜は新潟と小倉で注目の2歳Sが行われます。ちなみに「小倉2歳S」は、話題のファイティングピサの姿がなく大混戦の様相です。小倉の馬場はさすがに最終日とあって、インサイドはボコボコ。外から伸びてくる馬の台頭は十分です。そこで、新潟のダリア賞は14キロ増の馬体で5着と伸び悩んだマイネルカリバーンの変身に期待。スピードとしぶとさから巻き返しが大です。
さて「新潟2歳S」も波乱の要素たっぷり。支持を集めそうなダリア賞の上位組は時計が平凡。芝1400メートル1分23秒2は3歳未勝利でも出せるタイム。過信は禁物です。
今年は極端にハイレベルには感じませんが、それでもそれぞれが未知の魅力十分。そこで狙ったのがコスモセンサー。前走、新潟のデビュー戦を圧倒。サッと主導権を取ってマイペース。2番手のウエスタンディオ以下を2馬身2分の1差突き放す圧勝劇。1マイル1分36秒3で、ラスト3Fが34秒1。余裕を残してこの時計は破格です。仮にビッシリ追っていれば、当然1分35秒台、ラスト33秒台も期待できたレベルの内容。ちなみに昨年1番人気で優勝したセイウンワンダーは、阪神の高速馬場で1分35秒6を財産に制しました。
しかも、コスモセンサーは新馬戦が8番人気だったように、調教の動きがさえず、ほとんど評価されていませんでした。それが今回は栗東の坂路調教で、まるで別馬のような迫力走。明らかに新馬戦からスケールアップしてきています。その上昇度に大いに期待です。