第4話は、獅子雄(ディーン・フジオカ)が若宮(岩田剛典)とともにボクシング・二階級制覇の世界チャンピオンである梶山裕太(矢野聖人)の初防衛戦を見に行くも、梶山は姿を現さず。そこに江藤(佐々木蔵之介)が現れ、梶山が殺人事件の重要参考人となったことを明かし――というストーリーになっていた。
第2話、第3話と一ケタ視聴率になってしまったものの、ここに来て数字が盛り返した本作。女性視聴者からの人気が高くなっているという。
「本作は、ディーンと岩田の2大イケメンが事件の謎を解いていくというストーリーではありますが、ディーン演じる獅子雄がエキセントリックだったり、佐々木蔵之介演じる刑事の江藤が思わぬお笑いキャラだったりなど、面白味のある要素が多数。第4話では獅子雄がボクシングに対し異様に盛り上がり、シャドーボクシングをしまくって若宮に呆れられるという、コンビ感溢れる演出があったほか、江藤が自転車に乗って、ベルを鳴らしながら梶山を追いかけまわすというコントのような場面も。ネットからは、『ちょいちょい江藤のお笑い要素挟んでくるの面白すぎる』『格好いい二人と、お笑い刑事のバランスがいいよね』といった声が集まっていました」(ドラマライター)
一方では、「ディーン・フジオカのPVみたい」といった声も出ているが、そういった指摘もポジティブに捉えられているという。
「本作では、獅子雄が事件を捜査する際にバイオリンを弾いたり、オープニングでカメラのレンズに向かって『シャーロック』とサインペンで書きなぐるシーンがすでにお決まり。当初は『格好つけすぎでしょ…』といったドン引きの声が聞かれていたものの、今となっては『ディーンのPVだと思って見てる』『ディーンが格好いい以上でも以下でもない』とストーリーそっちのけで見ている視聴者もいるほど。毎話ゲストで出てくるキャストが必ず犯人という、ドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)方式が採用されており、ミステリーといえどミステリー要素はさほど重要ではないドラマだからこその楽しみ方をしている視聴者もいるようです」(同)
女性人気で2ケタ視聴率を取り戻したシャーロック。今後、さらに人気を高めることはできるだろうか。