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新月9『シャーロック』悪評覆し好スタート! 勝因は、あのドラマを彷彿させるディーンの“変人キャラ”

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ディーン・フジオカ

 新月9ドラマ『シャーロック』(フジテレビ系)の初回第1話が7日に放送され、平均視聴率が12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。月9枠としては6期連続二ケタ発進となった。

 ミステリーの名作『シャーロック・ホームズ』シリーズを現代の東京に置き換え、描かれる本作。“ホームズ”にあたるフリーランスの犯罪捜査専門のコンサルタントをディーン・フジオカ、“ワトソン”にあたる精神科医を岩田剛典が演じている。

 このところよく見られる名作の焼き直しや、メインキャストのディーン、岩田が、いわゆるイケメン俳優ということで、放送前は「ビジュアル重視のドラマになりそう」「日本ドラマにありがちな軽いアレンジになりそう」といった悪評が集まっていたが、蓋を開けてみると、ドラマファンから絶賛の声が相次いだ。

 「ディーン演じた誉獅子雄は推理力があるものの、一言で言えば変人。飄々と相手の懐に潜り込んで情報を聞き出し、相手を不快にさせつつも事件の真実を導いていました。しかし、気ままにバイオリンを弾いたり、相手の家に強引に押し入ったり、他人の家の冷蔵庫を勝手に開けるなどやりたい放題。特に終盤、若宮(岩田剛典)が汀子(松本まりか)から事件の真相を聞こうとクルーザーに乗り込んだ際には、変装のためか大きなつけ髭を付けるという、はちゃめちゃな一幕も。ホームズが変人なのは原作通りの設定ですが、ドラマファンからは、『やっぱり浮世離れした変人の役がハマってる』『ディーンは変人やったら一番合う』といった評価が聞かれました」(ドラマライター)

 また、18年4月期のドラマ『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(フジテレビ系)と比較する声も上がっていた。

 「『モンテ・クリスト伯』もディーン主演ドラマですが、実は本作とスタッフが同じ。『モンテ・クリスト伯』でディーン演じた真海も上品な伯爵でありながらどこか胡散臭く、常人には思いつかない方法で周囲の人を貶めていきました。上品なのに胡散臭いというキャラクターは本作と同じで、キャラかぶりに喜ぶ『モンクリ』ファンが多くいました。また、本作でもクルーザーが出てきましたが、実は『モンクリ』でも真海がクルーザーに乗って復讐すべき男たちの前に登場したシーンがあったことから、『オマージュでは?』『モンクリ思い出す!』といった声も。『雰囲気が似てるからまたハマりそう!』というファンの喜びも寄せられていました」(同)

 今後の展開に期待する声も多く集まっていた。

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