処分されたのは北海道岩見沢東高校の教諭(59)で、9月10日午前、自宅近くの岩見沢市清田区のスーパーで万引きをし、現行犯逮捕され送検された。
「教諭はその日、授業が休みでスーパーの開店とともに入店。缶ビール2パックや刺身など7点(約5000円相当)の商品をバッグに入れ、そのまま店を出たところを取り押さえられた。警察で取り調べたところ、7月にも同市内のコンビニで缶ビールなど(約1600円相当)を万引きして、窃盗容疑で書類送検されていることがわかったのです」(地元記者)
教諭は犯行を認めた上で、「ビールが飲みたかっただけです」と供述しているという。
岩見沢東高校は、東大や北大など、国公立大学に年130人ほどを送り込む進学校として知られており、この教諭は長年、社会科教師を務め同校では地理を担当していた。
「彼はなかなか熱心な先生で、時に熱意が過剰になり生徒に対して厳しくあたることもありましたね。ちょうど7月11日に最初の万引きで逮捕・送検された前後にも生徒に暴力を振るい、問題化していました。だから夏休み明けで先生の謹慎を知った生徒たちは、てっきり体罰問題で謹慎したと勘違いしていたようです。それが今度のことで7月の犯行も明らかになり、周辺は呆れ返っています。確かに酒好きの先生ではありましたが、定年間近で退職金も年金(大幅減額)もフイにするとは、それまでの実績を考えればもったいないことをしたものです」(学校関係者)
教師は高額な報酬が与えられ、身分も保障されている。それが懲りずに度重なる万引きとは、何とも情けない話だ。