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海老蔵事件、容疑者が仲間をかばう理由

 歌舞伎俳優の市川海老蔵への暴行事件で、傷害容疑で逮捕・送検された伊藤リオン容疑者だが、徹底的に“貝”になっているという。

 「取り調べに対し、『西麻布のビルの11階の飲食店内で殴った』、『海老蔵さんの言葉や言動が頭に来た』と殴った状況については説明しているが、同席した仲間のことについては一切語ろうとしない。出頭の際も、仲間の個人情報がバレないように携帯電話を持っていなかった。伊藤容疑者の知人からは『忠誠心が高かった』という声が多く聞かれるだけに、口を割る気はないのだろう」(週刊誌記者)

 事件当時、海老蔵と同席していたのは、伊藤容疑者、海老蔵さんに殴られたとして被害届を提出する意向のグループのリーダー格の男のほかに2人の男がいたとされるが、ほかの2人の男についてはまったく明らかになっていない。
 「各方面に迷惑がかかるので、ほかの2人の名前については六本木・西麻布界隈でも“箝口令”が出ているほど。伊藤容疑者もその2人について詳しく語ることはないだろう」(同)

 海老蔵は“民暴のスペシャリスト”と呼ばれる弁護士をつけ、一方、伊藤容疑者とリーダー格の男は「暴力団関係の弁護を数多く手がけた弁護士」(社会部記者)というだけに、水面下では示談や海老蔵の被害届け取り下げをめぐって交渉が続けられているようだが、交渉を有利に進めるためにも伊藤容疑者は多くを語らないようだが、現段階ではどちらが有利なのか?
 「リーダー格の男は海老蔵の“爆弾”を握っていると言われているので、このままだと海老蔵が被害届を取り下げて示談になる可能性が高い。そうなると、伊藤容疑者は不起訴に。いずれにせよ、伊藤容疑者が多くを語らなければ自分たちが有利なまま」(同)

 16日にも行われるという伊藤容疑者とリーダー格の男の弁護士の会見が注目される。

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