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“視聴率獲れない女優”武井咲 1年3カ月ぶりにプライム帯の連ドラ主演も、亀梨のおかげでプレッシャーなし!?

 すっかり、“視聴率獲れない女優”のレッテルを張られた感がある武井咲(19)が、来年1月期の日本テレビ土曜ドラマ「戦力外捜査官」(午後9時〜)で主役を務めることになった。

 同ドラマの原作は似鳥鶏の小説「戦力外捜査官 姫デカ・海月千波」(河出書房新社)で、鴻上尚史が脚本を担当。武井は新米の婦人警官役で、配属初日に戦力外通告を受けた推理オタクの美少女刑事・海月千波(うみづき・ちなみ=武井)と、武闘派のイケメン刑事とのコンビが、ベテラン刑事たちに叱られ、お荷物扱いにされながら難事件へ立ち向かうというコメディドラマ。

 武井にとっては、12年10月期の日本テレビ系「東京全力少女」(水曜日午後10時〜)以来、1年3カ月ぶりのプライム帯(午後7時〜11時)での連ドラ主演となる。

 武井は同年4月期の「Wの悲劇」(テレビ朝日系/木曜日午後9時〜)で、ゴールデン帯(午後7時〜10時)の連ドラで初めて主演したものの、平均視聴率は9.1%(数字は以下、すべて関東地区)と1ケタ台に終わった。

 その後、同年7月期の「息もできない夏」(フジテレビ系/火曜日午後9時〜=平均視聴率9.8%)、同年10月期の「東京全力少女」(日本テレビ系=平均視聴率7.4%)と3クール連続で、ゴールデン帯、プライム帯の連ドラの主役を務めたものの、すべて平均視聴率で1ケタ台を記録し、“視聴率を獲れない女優”と呼ばれるハメになってしまった。

 1クール開けて、今年4月期には、テレビ朝日系の深夜ドラマ「お天気お姉さん」で主演。平均視聴率は9.8%と、深夜帯にしては、まずまずの健闘ぶりを見せていた。

 そして、今クールはフジテレビ系の月9枠「海の上の診療所」(松田翔太主演)で、元ヤンキーのナース役でヒロインを務めている。同枠はフジの看板枠であるが、同ドラマは第6話まで終了し、ここまでの平均視聴率は12.0%とイマイチだ。

 12月25日で20歳になる武井にとって、「戦力外捜査官」は20歳となって初の主演ドラマとなる。これまでの主演ドラマの視聴率を考えると、久しぶりのゴールデン帯での主役で、武井のプレッシャーも相当なものがありそうだが、そうでもなさそうなのだ。

 日テレの土曜ドラマといえば、高視聴率を挙げた「ごくせん」シリーズ(仲間由紀恵主演)が有名だが、近年では視聴率も低迷。今年1月期の「泣くな、はらちゃん」(長瀬智也主演)は、全話平均視聴率が10.2%と辛うじて2ケタ台。現在、放送中の「東京バンドワゴン〜下町大家族物語」(亀梨和也主演)に至っては、最高が初回の8.8%で、ここまでの全6話平均で7.5%と極めて低調。このままいけば、全話平均1ケタ台で終わりそうな気配だ。

 連ドラはどうしても、前クールの同枠の数字と比較されてしまう。亀梨の「東京バンドワゴン」の大不振で、武井も気楽に臨めそうだ。
(坂本太郎)

【訂正】今年4月期の「泣くな、はらちゃん」とありましたが、今年1月期の間違いです訂正してお詫び致します。

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