国民的アイドル・嵐のなかでも、テクニカルな異能派として知られる大野。歌える、踊れる、演じられる。マストであるこれらはもちろん、1998年あたりからはフィギュアや絵画に傾倒。08年に初の個展『FREESTYLE』を開催し、翌09年には、ポップアート作家・奈良美智と親しくなっている。今回の『24時間テレビ36』では、芸術家・草間弥生と“チャリTシャツ”を共作。過去最高の105万枚を売り上げている。
並行して、時間を見つけては趣味の釣りにも没頭。1日中、船に揺られて、船酔いすることがあっても、やめられないほどの“釣りキチ”だ。計り知れないほどの時間を費やすため、日焼け対策も緩慢。ドラマ出演が決まると、事務所から釣り禁止令が下される。
役作りのためのセルフコントロールが、人並み外れているのも大野ならでは。自身初となった月9ドラマ『鍵のかかった部屋』(12年/フジテレビ系列)では、早口で膨大な台詞の量に挑戦。撮影期間のおよそ4か月は、外食や趣味をすべて禁じて、食事はスタジオの弁当やケータリング、自宅ではコンビニ弁当で過ごした。
今作『今日の日はさようなら』でも、無意識のうちに7?ほどウエイトダウン。わずか1か月の撮影期間は、心身ともに濃密だったようだ。
ジャンケンで決めた嵐のリーダー・大野。ずば抜けた美男子ではないが、大野が表紙を飾った雑誌は必ず売れる。そんなジンクスもあるようだ。