復帰戦となった7.14大田区大会では第1試合で後藤洋央紀とタッグを組み、トーア・ヘナーレ&成田蓮と対戦。一発ずつ雄叫びを上げる逆水平チョップを連発したかと思いきや、フラフラとなってから前のめりでバッタリとダウンするなど、久々の邪道ムーブメントにファンは大きな拍手と歓声を送っていた。試合は後藤が成田からピンフォールを収めて快勝。試合後、邪道は「お前のおかげや。エンジョイできたよ。サンキュー、ありがとう」と後藤に感謝していた。
復帰第2戦の7.16北海きたえーる大会では、矢野通とのタッグで、ザック・セイバー・Jr.&TAKAみちのくと対戦。この試合も矢野がTAKAを丸め込んで勝利を収めたが、試合後の邪道はご機嫌斜め。「喋ることなんてねーよ、バカヤロー」と言って控室に向かった。その後、試合出場はない。この2試合で負傷したのだろうか。
邪道は、8.2福岡市民体育館大会、8.5エディオンアリーナ大阪大会、8.10、8.11日本武道館大会への出場が発表されていたが、いずれも欠場となり、外道が代役として出場することになった。
タイトル戦線から離れてしまったとはいえ、邪道の職人芸あふれるプロレスを愛するファンは多い。邪道は新日本にとって欠かせない選手の一人。今回はまだケガの詳細が発表されていないのが気がかりなところだが、怪我が完治したらまたリング上で雄叫びを上げ、バックステージで毒を吐いてもらいたい。
取材・文・写真 / どら増田