たむらけんじは「炭火焼肉たむら」を初めとした副業の店舗経営を鋭意的に行っており、そのいずれもが人気店となり成功するという、芸能界でも屈指の『副業成功者』。この経営の手腕を活かしてレジャーランドの計画に名乗りを上げたらしいが、周囲からは早くも「本当に大丈夫なのか!?」と疑問視する声が上がっている。
「何せ相手は大型のレジャーランドです。単純に一店舗を経営するのとは訳が違います。しかも、地方公共団体や第3セクターが作る観光レジャー施設は、概して箱は立派でも中身が伴わず、結果として経営不振に陥るケースが多い。実業家でもあるたむけんの経営力と、関西では強いネームバリューを活かして外の風を入れているのでしょうが、それもどこまで使えるか不安は尽きません」(芸能ジャーナリスト)
だが、今回の「たむけんランド」計画は、実は大きな別の計画の準備段階だとする説があるのだ。
関西のマスコミの間で以前から囁かれている話で、芸人プロデュースによる“吉本テーマパーク”の構想があるのだという。『お台場合衆国』などにあるテレビ局の夏場のイベントを大規模にしたようなもので、様々な人気芸人やお笑いコンビがプロデュースするアトラクションや施設を造るというもの。こちらは大阪府の公有地を払い下げて誘致する計画で、先の「たむけんランド」はそのテストケースに近いものだという。ただし、この“芸人テーマパーク”構想は地元の反対と、大阪府の財政状況もあって頓挫しているという。
「皆、かつてのフェスティバルゲート等を初めとした第3セクターの失敗例を数多く見てきていますからね。UFJも経営に苦労を重ねていますし、いくら吉本のお笑い芸人がプロデュースすると言っても、即座に首を縦に振る人はそういないでしょう」(前述のジャーナリスト氏)
「たむけんランド」はオリオロ氏の繋がりから「サンダーバード」や「トッポ・ジージョ」といった往年の人気キャラクターとのコラボレーションし、ワールドワイドなパークを目指しているという。たむけん曰く「どんな人でも、入った瞬間に楽しくなる場を作りたい」とのことだが、果たしてどうなるだろうか。