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『KNOCK OUTアワード2018』フライ級王者“格闘技界のプリンス”石井一成が二冠

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石井一成

キックスロード
『ROAD TO KNOCK OUT vol.3』
▽16日 東京・渋谷TSUTAYA O-EAST 観衆 672人(超満員札止め)

 ブシロード傘下のキックスロードが主催するキックボクシングイベントKNOCK OUTは、2018年に活躍した選手や試合を表彰する『KNOCK OUTアワード2018』授賞式を16日に開いた。

 授賞式は、本戦に向けた実験興行『ROAD TO KNOCK OUT vol.3』渋谷TSUTAYA O-EAST大会の中で開催。ファンクラブの投票と関係者の意見を参考に選考した結果、年間MVPはKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメントを制した石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)が受賞した。

 優秀賞は前ライト級王者の森井洋介(ゴールデングローブ)、女子部門で不動のレギュラーを勝ち取った小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)、引退を撤回した町田光(橋本道場)が受賞。殊勲賞は初代スーパーライト級王座決定トーナメントを制した不可思(クロスポイント吉祥寺 REBELS)に決定。ベストバウト賞は12.9両国国技館大会で行われたKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント決勝戦、石井一成対大﨑一貴(OISHI GYM)戦が選ばれ、ベストKO賞は6.8後楽園ホール大会で小笠原瑛作をKOした江幡塁(伊原道場)が受賞している。

 年間MVPとベストバウトの二冠を達成した石井一成は映画『キングスマン』の主人公が着用しているオレンジのタキシードを再現して登場。生地にもこだわったタキシードは成人式でも着用したといい「目立ちました」と笑みを浮かべた。受賞に関しては「去年は絶対に勝ち続けないといけない年だったので、MVPという結果になってうれしい。みなさんのおかげで飛躍と成長ができた年だと思っています。感謝しかないですね。チャンピオンとしてKNOCK OUTを盛り上げて、またすごい試合を見せて成長していきたいと思います」とコメントした。

 ベストバウトに選ばれた大崎戦に関しては「お互い一歩も引かず、試合をしていて楽しかった」と振り返っている。さらに「10代の選手が出てきてるので、自分はもっと先に行かなきゃいけない。待ってないので、みんな早く上がって来てもらいたい。僕は世界一を目指してますが、まずはアジアトーナメントをやってもらいたいですね」と10代の選手の台頭を認めつつ、自分自身も高みを目指すと宣言。チャンピオンベルトを地元に持って帰り「みんな喜んでくれて恩返しになった」という。今年は世界との闘いで強さを証明していく考えだ。

 小野寺力プロデューサーは「MVPは満場一致で決まりました。石井くんは2月に他団体に出ますが『KNOCK OUTのチャンピオンとして必ずベルトを獲ってきます』と言っていた。次は4月の大会に出場します。アジアトーナメント?もちろん、検討していきたいと思います」と、MVPの願いを尊重する方針を明らかにしている。

 プロレスに例えるならジュニアヘビー級の選手がMVPとベストバウトを獲ったようなもの。石井が持つスター性は、同い年の“神童”那須川天心にも引けを取らない。今年はさらなる躍進に期待したい。

取材・文・写真 / どら増田

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