1月28日、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)がSTAP細胞を発表したが、その後、次々に疑惑が生じた。
理化学研究所では、4月1日の会見で、小保方氏の研究論文をねつ造、改ざんや故意による研究不正があったと発表。
それに対して、不服申し立てをした小保方氏が同9日に反論会見。冒頭で、「この度は、STAP細胞に関する論文の作成に関し、私の不注意、不勉強、未熟さゆえに多くの疑念を生み、理化学研究所及び共同執筆者の皆さまを始め、多くの皆さまにご迷惑をおかけしてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。また、責任を重く受け止め、深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。
それでも、小保方氏は「私自身200回以上、作成に成功した」と発言。ねつ造、改ざん疑惑に対して反論し、「STAP細胞は本当にあるんですか?」との質問には、「STAP細胞はあります!」とキッパリ言い切った。
だが、会見では、それを裏付けるような発言はなく、「STAP細胞が本当にあるのか」を具体的に示す事項は出てこなかった。
小保方氏はねつ造、改ざんと決めつけられた理研に対し、「裏切られたという気持ちがあるのか?」との問いには、「そのような気持ちは、持つべきではないと思っております」とコメントした。
そこで、「Yahoo!ニュース」では、「小保方リーダーの会見に納得?」との意識調査を、4月9日〜19日に実施。24万6053票(男性=75.4%、女性=24.6%)の回答があった。
その結果は、「納得できなかった」が12万7301票(51.7%)と過半数を超えた。「納得した」は7万4477票(30.3%)、「内容が分からなかった」が2万5640票(10.4%)、「見ていない」が1万8635票(7.6%)だった。
会見を見た人にとってみれば、STAP細胞が本当にあるのなら、誰しも具体的に証明してほしいと思うだろう。多くの人が「納得できなかった」と回答するのも当然のこと。この問題は長期化しそうな気配だが、小保方氏が本当に200回以上も作成に成功しているのであれば、それを万人にも分かるように示してほしいものだ。
(リアルライブ編集部)