search
とじる
トップ > レジャー > 復権へ条件整った春の短距離王スズカフェニックス

復権へ条件整った春の短距離王スズカフェニックス

 春のスプリント王の名に賭けてもぶざまな競馬はもうできない。前走のスプリンターズSではまさかの9着に敗れたスズカフェニックスが巻き返しを期し、「第24回マイルCS」(GI 京都芝1600m 18日)に挑む。急仕上げの前走を叩いて、状態は上昇一途。今回は過去<2122>と最も得意とするマイルに加え、持ち味の決め手をフルに生かせる京都外回りと、復権に向けて条件はそろった。
 春の短距離王スズカフェニックスが雪辱に燃えている。
 秋初戦のスプリンターズSではGI馬らしさをまったく見せられず9着惨敗。しかし、陣営にとってこの敗北はある程度、覚悟していたものだった。

 「馬インフルエンザで帰厩が遅れて、ケイコ本数を十分にやれなかった。急仕上げだったことは否めない」
 地力に期待した陣営だったが、やはりGIはそう甘くない。込山助手が振り返るように、準備を整えられなかった王者は無残に馬群に沈んだ。
 失地回復へ。2度続けて惨敗は許されない。しかも、今回は自慢の切れ味をフルに発揮できる舞台。言い訳のできない京都マイルだからこそ、陣営は巻き返しに燃える。
 「この中間は時間が十分にあったから、余裕を持って調整できている。前走が6、7割とすれば今回は9割くらいまでの状態に戻った。それに1600m戦はこの馬の切れを最も生かせる距離だしね」
 弾けたくても弾けられなかった悔しさ。それを最も感じていたのは他ならぬスズカフェニックス自身。今度は自らの能力を発揮できる体調を得た。ならば見せよう、王者の鬼脚を。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ