横浜・黄金町といえば、かつて映画文化の一時代を築いたところとして有名だ。その地で唯一残った名画座シネマ・ジャック&ベティが会場となる。
優れた作品でありながら、劇場公開に恵まれなかった作品にスポットを当てようというもの。
今回は、特に海外の映画祭に出品されて評判だった作品と、横浜にちなんだ作品を特集上映する。
メインプログラムは「再上陸―海外が注目する日本の才能」。主な上映作品をあげると次の通り。
▼トリノ国際映画祭グランプリ、坪川拓児史監督「美式天然」
▼香港アジア映画祭グランプリ、市井昌秀監督「隼」
▼ロカルノ国際映画祭審査員特別賞、河瀬直美監督「垂乳女」
▼ロカルノ国際映画祭、小林政広監督「女理髪師の恋」
▼バンクーバー国際映画祭ほか、井川広太郎監督「東京失格」
▼上海国際映画祭、片岡秀明監督「クロスワード・モノローグ」
▼ベルリン国際映画祭フォーラム部門、藤原敏史監督「ぼくらはもう帰れない」
その他、18本。また、特集上映の横浜ゆかりの作品は前田陽一監督の「喜劇 家族同盟」「虹をわたって」、村田実監督「霧笛」、清水宏監督「堅拳銃<コルト>は俺のパスポート」、岡本明久監督「横浜暗黒街 マシンガンの竜」
◎京浜急行黄金町駅下車5分、市営地下鉄阪東橋下車7分。