現在でもハワイ好きの芸能人の代表格といえば、バラエティ番組で再ブレークを果たしたヒロミがあげられる。ハワイに二軒の別荘を持っており、さらにヒロミとも親交のあるとんねるずの木梨憲武や、カンニング竹山も現地でよく会っているようだ。
元シブがき隊のフッくんこと布川敏和もハワイ好きだ。国内でもハワイアンダイニングバーに足繁く通うなど、心は常にハワイなのだろう。
吉川ひなのは、ハワイが好き過ぎるあまり、過去にはハワイ州観光局のロマンス親善大使も務めた。2015年には念願のハワイ移住も果たした。
このように長きにわたって多くの芸能人を虜にしているハワイ。そもそも芸能人は、なぜ正月にハワイへ行くのだろうか。
芸能人がハワイへ行く理由は「暖かい」点があげられる。日本の近場の香港や台湾は、沖縄よりも南にありながら実は1月の夜は相当冷え込む。半袖一枚で過ごせる陽気ではない。そのため常夏のハワイへ足が向かうのだろう。
ハワイは近くて遠い場所でもある。飛行機は行きが約6時間、帰りが8時間ほどかかる。ただ、途中で日付変更線を超えるので、ハワイ到着時にはマイナス19時間の時差がある。カレンダー上は1日戻るので、忙しい人にとってはちょっとお得な感覚を味わえるのも、ハワイの魅力なのかもしれない。
また、ハワイは日本人観光客はいるものの、日本のように「すぐに気づかれる」「勝手に写真を撮られる」「騒がれる」といったリスクが少ない。それでありながら、海遊びばかりではなくショッピング施設も充実している。そして、芸能人にとってみれば、まったく気づかれないのも寂しいものだ。ハワイのホテルや飲食店はその点を心得ており、さりげない芸能人向けのサービスをしてくれるところもあるようだ。
さらに、ハワイはホテル代は高い。そのため、コンドミニアムなどを別荘として持っている芸能人も多い。ハワイへ行くついでに、普段なかなか会えない芸能人同士で食事をともにするといった使われ方もしているようだ。
暖かい、適度に近い、日本より居心地が良い、芸能人同士遊べるといったメリットがあるため、彼らはハワイへ行くのだろう。