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激突3秒前! 橋下対SEALDs 新党「おおさか維新の会」潰しへ総動員(2)

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提供:週刊実話

 脅威を抱いたのは総理周辺も同様だったようだ。自民党の調査担当者が徹底して動き始めたという。
 「『SEALDs』のバックには何が付いているのか。大きな組織の影としては、共産党と民主党が何とか彼らを取り込もうと躍起になっているようですが、共産党などは機関紙で彼らをヨイショする程度で、直接的な影響はまだ見えません。しかし、彼らの手法を見ているとプロのにおいもするため、背後をさらに調査中です。特に橋下氏がピリピリする理由は、奥田氏には女性を引き付けるカリスマ性があり、さらに野望を持っていることがハッキリしたからでしょう。彼らは延々と特定の政治活動はするつもりはないと言いつつ、その腹の内が露呈する注目すべき発言をしていますからね」(自民党関係者)

 注目発言とは何か。その点を、橋下氏周辺関係者はこう証言する。
 「奥田氏が『みんなのニュース』(フジテレビ系)に出演した9月上旬のこと。MCの伊藤利尋アナが『仮に例えば法案が通ってしまったら、次の対抗手段としては野党結集をして『SEALDs』が参院に議席を得る方法を取るとか?』と話を振ると、奥田氏は『明確にそのつもりでホームページでもそれを書いています』と断言したのです。ホームページにはそこまで明確に書かれていないが、その発言で『SEALDs』が来年の参院選で候補者を擁立し、一大勢力を目指していくことが明白になったのです」

 となれば、どうなるのか。維新関係者はこう懸念する。
 「最も影響を受けるのは、新党を結党し来年の参院選で自らも立候補する可能性のある橋下氏です」

 関係者の証言で、その影響理由と橋下氏マイナス効果を羅列するとこうだ。
 (1)『SEALDs』の関西組織は大阪中心に活発な動きがあり、中心人物には関西や山陰地方出身者が多いという話がある。東京でガチンコで誰かと戦うよりも、大阪で橋下氏と戦うことを標榜すれば自ずと注目を浴びる。そこから全国展開するなど、奥田氏は本能的にマスコミ操作を心得ているようにも見える。対する橋下新党が『おおさか維新の会』という地域政党名でどこまで戦えるのか。
 (2)『SEALDs』は“打倒安倍政権”を標榜している。安倍首相と親しい橋下新党が、“安倍傀儡新党”と叩かれることは必至。
 (3)奥田氏らのフレッシュさや斬新さと比較して、橋下氏は府知事、市長とすでに手垢が付き過ぎている。
 (4)『SEALDs』は「戦争反対」、「反原発」、「反辺野古」と、多彩な反対項目を掲げる。対する橋下新党は「大阪都構想」とあくまで地域的というインパクトの弱さ。
 (5)ラップ以外に、国際平和映像際で賞を取ったこともある映像面や、SNSなど奥田氏が得意とする手段の影響は、'10年から'11年、北アフリカのチュニジアやエジプト、リビアで吹き荒れた民主化運動『ジャスミン革命』にも匹敵する可能性がある。この運動もSNSなどのネットでの拡散が絶大な効力を発揮した。
 (6)来年の参議院選挙から18歳以上に選挙権が与えられ、新たに240万人の有権者が増える。その若者たちを『SEALDs』は取り込みやすい。

 『SEALDs』が脅威となる可能性が高まる中、次のような情報も飛び交う。
 「奥田氏の父親は牧師で、同時に生活困窮者の支援活動中。その父親の同志の弁護士がカジノ法案反対の先頭に立っているという。その意味では、カジノに意欲を持つ橋下氏をターゲットにした戦術も生まれてくる可能性は大」(公安関係者)

 対する自民、橋下氏はどう出るのか。

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