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噂の深層 酒井被告が最後にすがった男

 11日に、覚せい剤使用の罪でも追起訴された酒井法子被告(38)。その一番の心配事といえば、10歳になる長男のことだろう。夏休みも明け、元気に小学校に通う姿が確認されたが、多くの芸能マスコミの取材をもってしても、誰が保護者役をつとめているのかははっきりしない。そこで注目されるのが、かつて酒井を公私にわたって支えてきたマネージャー・K氏の存在だ。

 一部女性週刊誌によると、9月2日から小学校へ登校し始めたという酒井法子被告の長男。それでも両親の事件が事件だけに、彼が通う小学校の前には警備員、私服警官などが徹底ガード。物々しい雰囲気になっているとか。
 ともあれ、元気に学校へ行ってくれて現在、拘置されている酒井被告もホッとひと安心のことだろう。何しろ、事件当初は「このまま子供は不登校になってしまうのでは」と、関係者間で言われていたほどだからだ。
 そんななか今、関係者の間でウワサになっているのが、酒井の長男と酒井が全幅の信頼を寄せる元マネージャー・K氏の接点だ。
 「同級生の友人」宅に身を寄せていると伝えられる長男だが、どうやらそれは、「居場所を特定されることを恐れてのカムフラージュだ」と、女性誌デスクは断言する。
 「スポーツ紙も女性誌も実は長男の居場所を探しているのです。かつて報じられた『継母の家』『高相の実家』『同級生の自宅』はすべて違うのです。では一体、どこにいるのか。急浮上したのがK氏なのです」(前出・デスク)

 かつて、酒井の側近であったK氏は彼女が絶頂期の1990年代に現場マネージャーとして酒井を支えた人物。当時、酒井は脚本家・野島伸司氏と同棲中であり、公私にわたり彼女を見てきた数少ない関係者なのだ。
 実際、酒井は90年代の担当であったチーフマネ・溝口伸郎さんとK氏のコンビを全面的に信頼していた。2人には隠しごとをせず「お互いがお互いを支え合うタレントとマネージャーの理想的な関係だった」と、「サンミュージック」の関係者も認める間柄だ。
 97年、野島氏との別離を機に、事務所に対して不信感を抱き始めた酒井だが、その中でも2人に対する信頼度は不変。「2人に独立話を持ちかけて、溝口さんになだめられた」(事情通)こともあったとか。
 ところが2000年に溝口氏が自殺。片翼を失った酒井の衝撃と失意をやわらげる「精神安定剤」的役割を果たしたのが、K氏であったという。溝口氏なき後の体制でも彼女はK氏を引き続き現場担当として残すよう、事務所に働きかけたが、認められず。K氏はその後、会社の人事で異動したものの、長くは続かず事務所を辞めてしまった。
 「Kさんは事務所を辞めてから、完全な異業種に就きましたが、酒井とはその後も密に連絡を取り合っていたようです。何しろ、酒井が仕事をしている間、長男の面倒を見ていたのがKさん。長男の運動会にもよく顔を出していたようです」(前出・関係者)
 K氏は酒井が頼れる数少ない側近であることは間違いなさそうだ。
 同時に気になるニュースがひとつ。このタイミングでK氏が姿をくらましたというのだ。関係者によれば「6月までは連絡が取れていたが事件が発覚した途端、携帯電話を止めてしまい、かつての仲間や業界関係者との交渉を自ら絶った」。
 こうなると、長男との“接点”が否応なく指摘される。酒井が最後にすがるのは、やはり勝手を知っているK氏と見るのが自然だからだ。
 芸能マスコミが必死になって追いかけるも、いまだ行方が分からないK氏。彼が長男の“義父”となっているのか。

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