報道をまとめると、同局はまず1日未明、ドラマのタイトル、桐谷が月9初主演をつとめ、山崎賢人、三浦翔平、野村周平演じるイケメン三兄弟との恋愛物語であることを発表。さらに、同日午後7時から4人が制作発表を行い、物語の詳細などを説明。その模様をYouTubeやLINE LIVEなどで生配信することを発表した。
「これまでは、ドラマの放送前週までに都内のホテルで制作発表を行うのが慣例だった。ところが、そうなると、キャストのスケジュール調整、各マスコミへのリリース送信、ホテルの会場費支払いなど、諸々わずらわしい準備があった。ところが、ネット配信となれば、無駄な費用や手間が不要。月9はこのところ、視聴率が低迷しているので、ついに新しい手法でのPRを思い付いたようだ」(テレビ関係者)
会見中、キャスト4人は小型カメラで映像を撮りあうなど、和気あいあいとした雰囲気。イケメンに囲まれた桐谷は、「私もこの夏、みなさんと一緒にキュンキュンしたい」、ドSキャラを演じる山崎は「(ドSの)イメージをドラマで定着させたい」とコメント。
結果、同局の狙いは見事に的中したようで、メインターゲット層である10〜20代の利用率が高いSNSなどを使ったネット上での情報が拡散。60万人以上が視聴する結果となったのだが…。
「あまりにもキャスティングが安易すぎるし、若者以外の視聴者はまったく関心がないだろう。うまくネットを使ったように見えて、肝心のドラマの中身については熟考していなかった印象」(芸能記者)
いずれにせよ、視聴率の苦戦は免れないようだ。