佐村河内氏は7日の会見で、先月6日の会見でゴーストライターをつとめていた新垣隆氏が「18年間、佐村河内さんの耳が聞こえないと思ったことはない」などと発言したことなどに対して、「まったくのうそ」と反論し、再三にわたって「名誉毀損で訴える」と強硬な姿勢を見せていた。
各紙によると、新たな代理人は2人でそのうち1人はロス疑惑の故三浦和義氏の無罪判決を勝ち取ったことなどで知られる弘中惇一郎弁護士が代表を務める法律事務所の弁護士だという。
「2人の代理人を雇うとかなりの裁判費用がかかるが、佐村河内氏のこれまでの印税収入は軽く2億円を超え、CDは出荷停止となったが、ゲームソフトなど市場に流通したままのものがあるので今後も印税収入が途切れることはない。だからこそ強気で反撃に出たと思われる」(音楽関係者)
発売中の「週刊新潮」(新潮社)は佐村河内氏の独占インタビューを掲載。佐村河内氏は「週刊文春」(文芸春秋)の新垣氏の“告発記事”掲載されてから約1カ月にわたる“逃亡生活”を明かし、「私がどん底に落ちたのはすべて自分の責任」、「(迷惑をかけた人々らに)一生かかっても謝罪し続けるつもり」など猛省している。
一方、発売中の「文春」では佐村河内氏が会見でついたうそを徹底的に検証。佐村河内氏がゴーストをつとめていたことを告発することを決めた新垣氏に対し、100万円の“口止め料”を土下座して押しつけたことなどを報じている。
いよいよ佐村河内氏が法廷闘争に踏み切りそうなだけに、この騒動は収束までまだまだ時間がかかりそうだ。