しかも、上がり3Fはメンバーで唯一の35秒台をマーク。「もともと仕上がりが早く、完成度も高かった。それにしても、前走は本当にいい脚だったね」と町田助手は満足げな表情を浮かべた。
所属する田村厩舎は2003年、同じくラベンダー賞を制したナムラビッグタイムが函館2歳Sに挑戦している。しかし、このときは1番人気に応えられず、5着に敗れている。
陣営にとっても、5年ぶりにめぐってきた雪辱のチャンス。「あの馬はパワータイプだったけど、こちらはスピードがある。もちろん、ここでも期待は十分にある」。町田助手は3連勝での重賞制覇を誓った。
【最終追いVTR】Wコースで併せ馬を行い、5F70秒6、上がり3F39秒1→12秒1。併走馬と直線入り口で合体。ラスト1Fで仕掛けられると一気に2馬身差突き放した。追い出してからの反応が実に鋭く、伸び脚もシャープ。文句なしの動きだ。