人々を助けたいと漠然と考えていたが、どうしていいか分からなかったジェームズ、『スパイダーマン3』で共演したキルスティンが、深刻な病を抱える子供たちを援助するチャリティ団体、アート・オブ・エリュシオンにボランティアとしての参加を勧めたという。
「キルスティンが、『アート・オブ・エリュシオンっていう団体のボランティアをやっているの』って、僕に手伝いに来てくれって言われたんだ」とジェームズは、当時を振り返る。
「ちょうどその頃、僕はセラピーに通っていて、どこかに恩返しをしたいって彼女に話しただけだった。僕がどうお返しを出来るのかは分からなくてね。僕には演技しかないし、ただそれを教えるのは嫌だったんだ」「それで、その病院に行ってボランティアを始めた。いろんな意味で、その経験は僕の人生を救ってくれたのさ」
15日土曜日、ロサンゼルスで開かれたアート・オブ・エリュシオン・ヘブン・ガーラでスピリット・オブ・エリュシオン賞を受けとったジェームズ。ジェラルド・バトラー、ジェイク・ジレンホール、ニコール・リッチー、レイチェル・ビルソン、イライジャ・ウッドら豪華スターが勢ぞろいしたその観衆の中で、団体が援助している1人の男の子と一緒に書き上げた演劇をキルスティンに不採用にされたというエピソードを披露。
「僕とデヴィッドがパーティ用に演劇を書き上げた。すごく良い演劇だったんだ。そしたら僕の親愛なる友人キルスティン・ダンストがそれを却下したおかげで、結局僕らは『グリンチ』みたいな何かをやるハメになったんだよ」