女性部門では、平成前期は宮沢りえ、牧瀬里穂、鈴木杏樹の3人が2度の女王に輝き、小泉今日子、観月ありさ、鈴木蘭々なども1位を獲得。中期は飯島直子が4度の1位を獲得。それ以降、菊川怜、仲間由紀恵、篠原涼子の3人が2度の女王に。AKB48が勢いを増すに連れ、その後、大島優子、板野友美&篠田麻里子が1位を獲得していた。
しかし、上戸は平成16年から27年までの長期にわたって6度も1位に輝き、“平成のCM女王”の称号を手にした
「もともと、CM女王になるような女優陣はそこそこの売れっ子で、それなりのギャラを支払わなければ、なかなかCMのオファーを受けてくれなかった。ところが、上戸の事務所はトップの“鶴の一声”で決まるので、ギャラよりもメディアでの露出が優先。そのためには多数のCMに出演することを重要視していた。そのため、低めのギャラでもCMのオファーを受けたところ、次から次にCMが舞い込んだ。上戸の後輩の武井咲や剛力彩芽らも同じ戦略を貫いた」(広告代理店関係者)
戦略が見事にハマり、武井は平成25(2013年)に17社でCMの女王をゲット。
しかし、その前年にCM女王をゲットした板野と篠田はなんと20社でCM女王を分け合った。
「AKBのメンバーの場合、“相場”をかなり下回るギャラだったし、勢いがあったのでどんどんCMが入っていった」(同)
上戸はまだCMで見かけるが、もはや板野と篠田はなかなかCMで見かける機会がなくなってしまった。