岡村いわく、和牛は東京新大阪間を新幹線で移動時に3人がけの座席の真ん中を空けて取る。真ん中に一般人をあえて乗せて、ネタ合わせをはじめるようだ。「突然二人が漫才し出すから、真ん中がええっとなって、ぷっと笑った、これいける、でけたとなる」そうして、素人の反応を確かめているのだろう。
「M-1グランプリ」はノーシードで出場した場合、決勝進出までに5回勝ち抜く必要がある。当然ながら、どの段階でどのネタをぶつけるかはセンスが問われるところだ。岡村は「ネタがこれ知ってるわ、見たことあるわとなると不利になる。お笑い好きな人が来るので笑いが半減することもある」と現場の空気を語った。「3回戦で(本命ネタを)隠したまま落ちてしまうこともある」ため、和牛は「うそかほんまかわらかんようなネタ合わせをしている」ようだ。
この日の放送では、M-1ファイナリストそれぞれに岡村はていねいなコメントをつけた。「(M-1は)1年間やってきたベストアルバム。ベストを出してあかんとなったらいっかい更地に。新しい何かを生み出さないとダメ」と笑いの世界の厳しいルールについても語られた。
ネット上でも「岡村さんのお笑い愛が伝わってきていいわ」「やっぱり予想レースは盛り上がるね」「和牛伝説はぜひとも検証してもらいたい」といった声が聞かれる。
和牛は昨年度の『M-1グランプリ2017』では1票差で、とろサーモンに破れ準優勝に甘んじているため、優勝に賭ける意気込みは強そうだ。『M-1グランプリ2018』決勝は12月2日に生放送で行われる。結果を期待して待ちたい。