ある日、神南署界隈に人気メイド喫茶の「シャルロット」が秋葉原から移転してきた。開店まもなく、その店のメイド店員がバイクに乗った通り魔に切りつけられ、安積班は捜査を始める。自身もメイド服を着たシャルロットのオーナー沙緒里(吉野紗香)は元アイドルタレントで、秋葉原で営業をしていた3か月前にも、従業員が服を切られる事件があったと言うが…。
結局は沙緒里の狂言から始まった事件だったという真相。沙緒里のおかしな言動に気がづいた安積(佐々木蔵之介)の爬虫類顔は置いといて、久しぶりに見たゲストの吉野紗香。根性曲がりの犯人のわざとらしい演技がとても上手かった。この人こそやんちゃなアイドル時代はどうなる事かと思ってたけど、いい女優さんになったと思うわ。第5話では「大好き!五つ子」の新井康弘と元アイドル女優の有森也実がゲストだったけど、懐かしい人総動員って感じで毎回けっこう楽しいの。
事件を追う村雨(中村俊介)の男前なキメ顔はやっぱりカッコイイし、メイド喫茶について語る桜井(山口翔悟)もまあいい。しかし、相変わらず「はぐれ刑事純情派」の丸パクリみたいな温情捜査が続く神南署安積班。佐々木蔵之介を筆頭に、中村俊介、賀集利樹、山口翔悟(白バイ細川茂樹も含めて)、似たようなイケメン刑事がダブついている気が。彼らが無駄に右往左往していつもゆっくり事件が解決するんだけど、実際の警察だったらこんなに大人数で捜査をしてはいられないはずよ。年に何十話もハイペースで放送するから登場人物多くないと物語が回らないのかしら。
メイド喫茶以外にも、孤独死する老人だとか、未成者のの犯罪など、いち早く日本で起こっているニュースを盛り込んだストーリーはまあまあ。毎回手を変え品を変え、次の「黄門さま」を待つファンを飽きさせない程度に楽しませてくれる。でも、裏のテレ東「TVチャンピオン」で大食いとかやりだしたら確実にソッチにとられてしまうだろうから平均視聴率12%とってても、決して安心できないけどね。(チャッピー)