CLOSE
トップ > 社会 > 看護師殺害裁判被告の異常心理

看護師殺害裁判被告の異常心理

 昨年4月、千葉県浦安市にあるマンション一室で、仙台市に住む看護師、長谷川かなえさん(23=当時)が殺害された事件の裁判員裁判が、1月21日から千葉地裁で開かれた。

 殺人などの罪で起訴されているのは、元会社員の西岡大志被告(27)。事件発生当時は、長谷川さんが元カレの部屋で寝ていたこと、元カレは事件発生当日、飲みに出かけていたため、長谷川さんのためにポストにカギを入れて外出していたことなど謎も多かった。そして2カ月後、事件の起きたマンションの住人、西岡被告が逮捕されたのだった。
 「初公判で西岡被告はあっけなく罪を認めました。疑問視されていた部屋への侵入方法については、なんと無施錠だったと発言。西岡被告は3件の住居侵入でも起訴されているんですが、長谷川さんを含む2件が無施錠だったと証言しています。ただ、この部屋の借り主である元カレは、カギはかかっていたと話しており、その点はいまだ謎のままです」(司法記者)

 そもそも、なぜ西岡被告は他人の部屋に侵入していたのか。

 システムエンジニアとして働いていた西岡被告はパチンコにのめりこんでしまい、借金を重ねるようになったという。
 「そのため侵入の動機の一つは『金が欲しかったから』だそうなのですが、一方で、“他人の私生活を覗きたい願望”があったというのです。他人のプライバシーに異常なまでの興味があり、ポストを探ったり部屋に侵入していたといいます」(同)

 事件直前、マンション入り口の集合ポストで偶然長谷川さんに遭遇した西岡被告は、曰く「なんで、あんなに疲れた様子でポストの前にいたのか気になった」ため、部屋に侵入。部屋番号は長谷川さんがポストを開けた時にチェックしていた。ところが部屋に入ると長谷川さんが起きたため、ビックリして刺してしまったというから、長谷川さんは死んでも死にきれない。

 西岡被告には懲役25年が求刑され、懲役20年の判決が下された。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ